横浜の塾なら「横浜の個別指導塾REO」 横浜駅から徒歩5分の個別指導塾



中学受験はもちろん、合格後、青春を謳歌できる受験指導

合格実績

中学受験コース合格実績

みなさん、おめでとうございます!ひとまず、ゆっくり休みましょう。

浅野 / 江戸川取手 / 神奈川学園 / 神奈川大学付属 / 鎌倉学園 / 関東学院 / 関東学院六浦 / 公文国際
渋谷教育学園渋谷 / 渋谷教育学園幕張 / 淑徳与野 / 逗子開成 / 洗足学園 / 捜真女学校 / 創価
中央大学横浜山手 / 東邦大東邦 / 藤嶺藤沢 / 日本大学 / 森村学園 / 山手学院 / 横浜英和女学院
横浜共立 / 横浜女学院 / 横浜隼人

ご家族の皆さまも本当にお疲れ様でした。

使用するテキスト

塾で使用するテキストのご紹介

横浜のREO個別指導塾で使用するテキストをご紹介いたします。
目的に合わせたテキストを準備しております。
各テキストの費用は実費のみ(1,050円~3,675円)となっております。
ご購入義務はございません。REOと相談しながら、必要なものを必要な時に使用いたします。


<授業用テキスト>


「私国立受験 新演習」
エデュケーショナルネットワーク
基礎力を重視したカリキュラムの場合は、「私国立受験 新演習」シリーズを使用します。
 段階的な問題構成により、単元ごとの基礎固めに適しています。



「長文読解問題集」
エデュケーショナルネットワーク
国語の演習、特に女子校の長文読解対策には、「長文読解問題集」を使用します。
ページいっぱいに並ぶくらいの文字数の読み取りを身につけて、応用力を高めます。




「メモリーチェック」日能研
6年生になってから中学受験をスタートする場合などにも、このテキストは重宝します。
国語や算数については、同じく日能研の「ベストチェック」を使用するケースもあります。






<副教材>


「私国立受験 新演習」
エデュケーショナルネットワーク
基礎力を重視したカリキュラムの場合は、「私国立受験 新演習」シリーズを使用します。
 段階的な問題構成により、単元ごとの基礎固めに適しています。




「白地図作業帳」
エデュケーショナルネットワーク
社会科では、「白地図」も使用します。
難関校志望の生徒についは、「白地図」の発展版を繰り返し練習していきます。




「ドラえもんの理科おもしろ攻略」小学館
理科では、「ドラえもんの学習シリーズ」重宝します。
あらかじめ授業前に一読しておいてもらったり、基本事項の知識をストーリーで確認したり、また、自習時に黙々と読む生徒もいます。




「応用自在」学習研究社
特に強化したい単元のある場合には、「応用自在」を使用します。
例題が豊富で、基礎レベルから応用レベルまでの問題を単元ごとに集中して進めることができます。




自習用学習記録表
自習で行ったところは、答え合わせをした後に「学習の記録」を残していきます。
できが悪かった単元は繰り返して学習をし、できが良かった単元はスピードアップを目指します。




<プリント(REOオリジナル)>

国語プリント
REOオリジナルのプリント教材も使用します。
こちらは、記述力強化のために使用している国語のプリント。
最新の時事問題などをテーマにするなど、通常のテキストでは対応できない部分をカバーします。




算数・歴史・理科プリント
こちらは、算数・歴史・理科それぞれの、REOオリジナルプリント。
単元によっては、オリジナルプリントによって繰り返しの学習を行い、そのプリントをファイリングすることで自分専用のテキストができあがります。




生徒自作教材
テキストやプリントを与えるだけではなく、自分で作ってもらうこともあります。
こちらは、生徒自身が作成した歴史年表。おもいおもいの工夫をして、自分らしい教材を作成してくれます。




<自習用テキスト>

「計算日記・漢字日記」
エデュケーショナルネットワーク
自習での課題として使用しているのが、「漢字日記」と「計算日記」です。
授業内容の予習・復習や、基礎固めのために、日々コツコツと進めていきます。
間違えた問題は、何度でも繰り返して。




「ことばの練習帳」四谷大塚出版
語彙力強化のためには、四谷大塚版「ことばの練習帳」も自習で進めていきます。
自習や宿題など、授業以外のテキストは、自分の力で進めたり確認をしたりできるものを選別しております。




自習用学習記録表
自習で行ったところは、答え合わせをした後に「学習の記録」を残していきます。
できが悪かった単元は繰り返して学習をし、できが良かった単元はスピードアップを目指します。




<入試前演習テキスト>

「サーパス」文理
「まとめと完成」育伸社
テキストだけではなく、REOオリジナルのプリントも使用します。
学習範囲のチェックという目的だけではなく、マンネリ防止のためにも、テキスト以外での授業も大切となります。





<過去問題>

仕上げは過去問演習です。
志望校だけではなく、傾向の似た学校のものは利用していきます。
志望校の過去問数年分を10回ほど繰り返したり、また逆に直前期まで志望校のものは使用しなかったりと、生徒それぞれの資質に合わせて過去問の使用スタイルは変えていきます。



合格した生徒の喜びの声

日々、感謝のお手紙を頂戴しております。
受験合格だけでなく、親子の絆が深まった、自信を持てるようになったなど、
さまざまな喜びの声が綴られています。


横浜市 K.Oさんの喜びの声

小学5年の大手塾でのつまづきがきっかけ
 REOへ通い始めたのは小5の夏からでした。それまでは1年ほど日能研に通っていたのですが成績が下がり続け、娘の口からも「授業で言っている意味がわからない」という言葉が出始めたため転塾を検討しました。

受けてよかった体験授業
個別塾でも中学受験ができるということはインターネットで知り、REOの体験を受けてみたところ、体験の授業が終わった直後に「すごくわかりやすかった」と本人が笑顔で話してきたのを見て、「この子には、こういう塾が合っていたのかな」と感じて入会をお願いしました。
体験直後にもかかわらず、その日から自習をして帰らせていただいたくらい、本人はREOが気に入ったようでした。

娘の弱点の的確な把握と対策
ずっと成績が下がり続けていて、親子ともに中学受験に対する意欲も失いつつあった頃でしたので、これが我が家の中学受験にとっても大きな転機でした。

特にひどかったのは算数だったのですが、入会時に担当の阿部さんから「お母様と一緒に宿題をやっていることが伸び悩んでいる原因のひとつです」と言われました。非常にショックを受けたことは記憶に残っています。
苦手な算数と理科をなんとか克服させようと、親子で夜中まで宿題に取り組む日々が続いていました。しかし、いつしか「宿題を終わらせる」ことだけ目的となっていて、わからない問題を答え合わせするだけの繰り返しに陥っていたのは事実です。

まず身につけさせなければならないのは「自分で考える力」だと指摘されました。わからないから聞く、わからないから答えをみる、ではなくて「考える」作業の必要性を説かれ、私自身が熱心になるあまり娘を助けてばかりであったことを反省しました。

過剰な関与をやめ、サポートの立場に立つようにしました
その日から、宿題を手伝うことはやめました。その分、一緒にニュースを見ながら意見交換をしたり、百科事典を買ってリビングに置いたりと、REOさんからのアドバイスをもとに私自身も行動をするようにしました。次第に、わからないことをすぐ聞くのではなく、考えたり調べたりする習慣がついてきたことは家庭でも感じられました。

あと入会時に言われたことは、「苦手な部分が放置されたままではないか」ということでした。これまでのようにテキストの順番通りに進めるカリキュラムではなく、まずは苦手な部分に比重を置いて進めましょうというカリキュラム提案をいただきました。
娘の場合、算数では「小数」と「分数」の単元が完璧にならないまま先の単元に進んでいました。その先の単元で間違えた問題も、実は途中段階で「分数」の計算式が間違っていたことが多かったのですが、それに気づかず答え合わせだけをしていたようでした。

「計算が雑」「式の作り方がカンに頼っている」という点は、REOの体験授業を受けた際、すでに指摘されました。そういった、克服すべき点をそのままやり過ごしてしまったことが成績下降にもつながっていたようです。

親身なアドバイスで前向きな気持ちになれました
当時の偏差値は4科で40前後、2科では30台後半というものでした。そこで悩んでいるところに、様々な原因の指摘を受けていると私自身も気持ちが落ち込んできたのが正直なところでした。しかし、「原因が見つかれば、あとは解決していくだけですから」と言われたことで、前向きな気持ちになれました。

娘自身は、「毎日でもREOへ通いたい」と言うくらい前向きでした。REOへ入会する前は、日能研の友達と離れることを気にしていたようですが、集団の塾で感じていた様々なストレスがREOさんでは感じられなくなったようで、やはり個別というスタイルが合っていたのだと思います。

REOの良かったところは、本人が「わかりやすい」と言う授業内容もそうですが、担当の阿部さんや、他のスタッフの方が非常に親身になって娘の将来を考えて下さっていたことです。

両親ともに中学受験の経験はなく、我が家にとって初めての中学受験でしたため、私自身も模試の結果をみて一喜一憂するような不安でいっぱいの日々を送っていました。そんな不安を誰に相談して良いものかもわからず過ごしていましたが、REOに入ってからは、何度もメールなどで相談をさせていただきました。そういった相談に対して送られてくる返信に励まされたり、また時には厳しいお言葉をいただいて目が覚めたりしたものでした。いまになってメールのやりとりを読み返すだけでも、様々な感情が思い出とともに湧いてきます。

合格後を見据えた受験対策をしてくださいました
またREOへ通うことによって、親子ともに広い視野で勉強に向き合えるようになったと感じています。「中学受験が人生の最終目的ではない」というスタンスで取り組めたことが勉強自体の喜びや、また結果にもつながったのではないかと思います。

こういってはREOさんへ失礼なのですが、親としては、志望校はダメでもともと、あくまでもチャレンジという気持ちで受験を迎えました。
しかし、本人はそう思っていなかったのでしょう、合格という結果を見たときに、ビックリしていたのは娘よりも私たち両親の方でした。

「運が良かった」のではなく「努力が実った」「想いが通じた」のですよ、とREOさんへ合格報告をした際に言われたときには涙が止まりませんでした。

中学校生活を満喫しています。ありがとうございました。
現在は中学校生活を満喫しているようです。本人の希望で、引き続きREOへはお世話になっていますが、テスト勉強も本人の希望でREOでの自習へ行かせていただいています。娘はいつからこんなに勉強をするようになったのだろうと、よく夫婦で首をかしげながら話題にしています。
娘が元気に勉強に取り組む姿をみるたびにREOさんへの感謝は尽きません。引き続きお世話になっていますが、これからもよろしくお願いいたします。


過熱する中学受験の背景

過熱する中学受験の背景


公立、私立ともに、中学校を選ぶ時代に
かつては、居住地域によって通学する小学校が決まり、そして中学校が決まるというシステムが一般的であり、高校受験においても「学区制」という形で、やはり居住地域によって学校が選抜されることは自然に受け入れられてきました。

「今だも公立のシステムは変わっていないだろう?」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、首都圏では学区外の公立中学へ進学をする学校選択制というシステムが急速に広がっており、神奈川県下や横浜市内でも学区外の公立中学へ通っている生徒は少なくありません。

「地元の中学校へ進学する義務」などは無く、「学区」という存在は名ばかりと化し、その時点で小学生ならびに保護者は「中学校を選ぶ権利」を得たのです。


公立中高一貫校が徐々に広まりつつあります
しかし、学区外の進学が認められてきたとはいえ、私立中高一貫校への中学受験までするとなると、当然のごとく経済的な負担がネックとなります。そこで登場した「公立中高一貫校」は、これまで「私立」でしか得られなかった「中高一貫教育」を、「公立」同様の経済負担で受けられるということで、小学生家庭の「学校を選ぶ」「中学受験をする」という意識を飛躍的に高める存在となりました。

※神奈川県では2009年に、平塚方面中等教育学校(神奈川県立大原高校が再編)と相模原方面中等教育学校(神奈川県立相模大野高校が再編)が開校。


中学受験は「成績優秀者がするもの」ではありません。
また、私立中高一貫校への中学受験は「成績優秀者がするもの」という概念も、すでに一掃されています。かつての私立中高一貫校は、大学への進学実績や偏差値が、学校の評価基準となっていましたが、昨今は、それぞれの学校が独自性を打ち出していることにより、決して学力に自信のない生徒でも、自分に合った私立一貫校を選ぶことが可能です。

進学実績のみにとらわれない私立一貫校が増えたことで、「勉強は苦手だけれど中学受験を頑張る」という小学生家庭も増え、やはり中学受験に対する意識は向上の一途となっております。


中学受験過熱の背景は、公立中学校の評判低下
そして「中学校は選ぶもの」という時代の到来を後押ししているのが、公立中学校の評判低下でしょう。

REOへ通う生徒達が「中学受験をする理由」として、年々と増えているものが「地元の中学校には進学したくない」というものです。

学級崩壊、教師の質が低下、イジメや体罰・・・実際のところはどうあれ、地元での評判が良くない公立中学校は非常に多いです。

今後は、中高一貫校や教育特区にて巻き返しをはかりたい「公立」ですが、山積している問題はあまりにも多く、そして根深く、解決の糸口が早々には見えてこない以上、「地元の中学校には進学したくないから中学受験をしよう」という小学生は増える一方でしょう。

中学受験は「成績優秀者がするもの」ではありません
このように、「中学校を選ぶこと」や「中学受験とすること」は、もはや特別のことではありません。

言いかえれば、これからの時代は「中学受験をすること」自体に満足をし、「中学受験をすること」だけを目標とすることは、子供達にとってのより良い教育とは言えないでしょう。

どのような中学受験をさせてあげるのか、どのような目標で、どのように過ごさせてあげるのか、そして、どのような中学校生活を迎えさせてあげるのか、どのように青春時代を謳歌させてあげるのか。しっかりとした方向性を持って、「中学受験」というものに取り組んでいく必要があります。

それぞれのご家庭に合った「中学受験」、それぞれの子供に合った「中学受験」、というものを、ご家族で、また信頼のできる方から意見を聞きながら、じっくりと考えて下さい。そして学習方法の選択や塾選びも、じっくりと行って下さい。

このような時代に突入したからこそ、盲目的に"ブーム"に乗るだけの「中学受験」は危険です。子供達が安易な考えの「中学受験」によって犠牲にならないことを切に願うものであります。

学校選びのポイント

どの学校をうけようか?

学校選びは、不安でもありますが楽しくもあります。しかし、あたりまえのことですが、受験できる学校は限られます、受験をして合格をしたのに「失敗した」では遅いです。

悔いのない中学受験をするために、学校選びのポイントをおさえることや、正しい情報の入手につとめることは、保護者の方の重大な使命、ここでの労力は決して惜しまないことが大切です。
大切なのは、「良い学校を選ぶこと」ではありません。「本人とって、良い学校を選ぶこと」「本人に合った学校を選ぶこと」です。

「どんな学校であっても頑張るしかない」という考えもありますが、せっかく選択肢があるのであれば、より合った学校を選んであげるべきです。
そして、学校を選ぶことで受験勉強の方向性も定まります。私立中高一貫校には、それぞれの学校に傾向があり対策があります。また、行きたい学校が具体的になることで受験勉強の意識も高まります。
必ずしも、早い段階で志望校を決定する必要はありません。迷っている場合には、志望校の決定は直前でも構いません。しかし、「学校を選ぶという作業=本人に合う学校を考えることや、情報を入手すること」自体は、早い段階から少しずつでも進めていくことが大切です。


親子でよく話をしながら学校選びは進めてあげて下さい
ただし、まだ12〜13歳、身体的にも精神的にも発達途上の段階で通う学校ですので、決して大人の目線になりすぎず、親子でよく話をしながら学校選びは進めてあげて下さい。

また、学校の欠点や難点を挙げて消去法で選ぶようなことになると、次第に本人が中学受験に対して委縮してしまう可能性があります。それぞれの学校の良いところを見つけながら選ぶ、というようなイメージで前向きに進めてあげて下さい。



進学実績重視か環境重視か
有名大学への現役合格を目指すのであれば、直近の大学進学実績を参考にして下さい。授業ペースやカリキュラムは大学受験を目指したものとなっており安心です。また、周りの生徒や先輩も進学への意識が高いため、良い刺激があふれています。

のびのびとした環境や面倒見の良さを重視するのであれば、偏差値や進学実績だけで学校を選んではいけません。予備校のような雰囲気や大量の宿題に圧倒されて、学校嫌いになりかねません。



男子校や女子校か共学校か
学習面において、大差はありません。強いていえば、男子校で理数系の授業を多くしている学校があったり、女子校は「礼法」「茶道」などが授業に取り入れられていたりします。また、学校の施設も、それに伴って特殊な教室があったりもします。

しかし、最大の違いは「雰囲気」です。こればかりは、ハッキリと違ってきますが、近年の人気としては共学校が高く、そのため「共学化」を進める男子校や女子校が増えています。



通学時間について
「通学時間が長いとダメ」ということは決してありません。長い通学時間を利用して、勉強や読書に勤しんでいる生徒も少なくないですし、学校が近すぎると、早起きの習慣がなくなって生活がダラダラしてしまうことや、一緒に帰る友人ができづらい、という難点もあります。

しかし、ラッシュ時の満員電車やターミナル駅での乗り換えは大人でも耐えがたいものがありますので、それを避けたいのであれば、「上り電車」ではない通学経路で学校を選ぶ必要があります。

ラッシュや乗り換えの状況を確認するためにも、地図や路線図だけでの判断はせず、平日の通学時間帯での学校訪問は必ず行い、参考にして下さい。

また、学校訪問時には、通学路や学校周辺の雰囲気など、地図上ではわからない部分も確認をしてみましょう。



生徒の人数
1学年8クラス〜10クラスの"マンモス校"と、1学年2クラス〜3クラスの"少人数制校"では、当然のことながら雰囲気が大きく違ってきます。

人数の多い学校は、教師と生徒あるいは生徒同士での人間関係が限られたものになりがちですが、勉強もスポーツも周りと競って頑張れるような雰囲気を持つ学校が多いです。

逆に少人数校では、教師も生徒もほとんどが顔を知っているような密な関係となるため、それを良いと考えるか悪いと考えるかですが、面倒見という点では安心できる学校が多いです。



私立中か国立中か、公立一貫校か?
「私立中学校」と「国立中学校」、また「私立一貫校」と「公立一貫校」を、同じようなものとして考え、比較をする保護者の方が増えています。

しかし、実際には性質が異なりますので、特に国立中学校や公立中高一貫校については、よく学校ごとに調査をする必要があります。

詳しくは「公立」と「私立」どちらが良い?で述べますが、私立中・国立中・公立一貫校を安易にまとめてしまうことは避けましょう。



施設、グラウンド、イベント、制服・・・
保護者の方はそれほど重視をしていないのに、受験をする本人が非常にこだわりを持つケースがあります。

そうした気持ちは、ぜひ尊重をしてあげて下さい、それがモチベーションとなり受験に対して前向きに取り組めるようであれば、非常に良いことだと思います。

ただ、ある程度は保護者の方の判断も必要です。例えば「制服」について、「あの中学も良いし、この中学も良いし・・・」などと迷ってばかりで受験勉強がはかどらないようであれば、なんのために学校を選んでいるのかわかりません。

本人の意思を尊重しつつ、ここぞという場面で方向性を整えてあげることは、保護者の方の役割です。



近所や友人の評判の鵜呑みは危険
参考にしつつも、鵜呑みにしてはいけません。例えば、近所の方が「良い学校だ」「うちの子には合っている」からといって、全ての方に合う学校とは限りません。大切なのは、上記で述べましたように「本人にとって」良い学校なのか、合う学校なのか、という点です。

ご近所やご友人から中学校の話を聞かれる場合には、「良い・悪い」とか「合う・合わない」ではなく、具体的な情報を得て、学校選びの参考にするようにして下さい。

他にも、それぞれに学校選びのポイントはあるでしょう。
いずれにしましても、繰り返しとなりますが「前向きに学校選びをすること」が大切であると当社では考えております。

中学受験をする、ということは、幸せなことです。受験勉強は、つらかったり苦しかったりすることもありますが、受験そのものは決して苦しいだけのものではありません。

それぞれの学校の良い点を見つめながら、前向きな中学受験を目指しましょう。それが、中学受験に悔いを残さない方法のひとつであり、充実した中学校生活を過ごすための布石となります。


科目別の傾向と対策

国語

「読書好き」が優位な傾向は揺るがず
読解問題の文章では、いわゆる近年の人気作家が並ぶ傾向は本年も変わりませんでした。
「読んだことがある」「名前を耳にする」という機会のある作家が多く、また「ファンである」という小学生もいるであろう、有名な作家・作品群は、年々増加してきています。

2008年入試にて、複数の中学で文章が使用された作家
あさのあつこ、いしいしんじ、伊集院静、井上靖、草野たき、佐藤多佳子、重松清、池田晶子、多島斗志之、俵万智、ねじめ正一、森本哲郎など  ※あさのあつこは10校以上、重松清は、20校以上の中学校で出題ました。

大河ドラマは言うまでもなく歴史への興味につながりますし、また旅番組などを見て、位置や地名を地図で確認することも地理への関心を高めます。
他に、灰谷健次郎や宮沢賢治などの著名作家、また、池上彰、斉藤孝、糸井重里など、テレビ等でよく目にする人々の作品も見られました。

言うまでもなく、それらの作品を「読んだことがある」という受験生は非常に有利です。

読んだことがある作品から出題されるかどうかは、運の要素もありますが、しかし、前述のように近年の人気作家や人気作品が、これだけ採り上げられる傾向にある以上、「読書好き」の受験生が優位になる傾向は変わらないでしょう。

「自分で考える力」と「表現する力」
「自分の考えを、自分の言葉で書かせる」という出題が増えています。

下線部を読んで、あなたは何を感じ、何を考えましたか。自分の見聞きした経験や、本で読んだことなどを参考にしながら、八十五字以上百字以内で、あなたの考えたことを書きなさい。(浅野中)


次の文章を読んで、あなたの意見や考えを百字以内でまとめなさい 「平成19年1月1日付『東京新聞』より。いじめに関する記事。ドラえもんの『どくさいスイッチ』を用いて、だれもかれをも消してしまうのび太。しかし、やがて泣き叫ぶ。『ジャイアンでもいいから、でてきてくれぇ!』」(横浜中・2007年)

他の科目でも言えることですが、「すぐに解答を知ろうとする」タイプの受験生では回答が困難です。自分で考えること、それを相手に伝えること、を、普段の生活から心がけて下さい。


算数

自分の手を使って考える
問題の意図を理解して、それに従って解答を導いていく作業を必要とするものが増えており、パッと見て解法を思いつくような問題は減っています。

赤、青、黄、3色のライトがあります。赤は1秒間点灯した後1秒間消えます。青は2秒間点灯した後1秒間消え、黄は3秒点灯した後に1秒間消えます。どのライトもこれを繰り返しています。3色のライトが同時についてから1分の間で、3色が同時に点灯している時間は合計で(  )秒間です。(日本女子大附中)


問題の読み取り
読み取る力を試す意図か、最後まで読むだけでも一苦労するような文章題が増えています。

かずおくんのテープレコーダーには60分用テープに60分間の録画ができる機能(標準モード)と、60分用テープに120分間の録画ができる機能(2倍モード)の2つの機能があります。


かずおくんは、このテープレコーダーで3つの映像A、B、Cを録画することにしました。A、B、Cの映像の長さはそれぞれ5分10秒、2分56秒、10秒です。次の問いに答えなさい。


問:かずおくんは、ある長さのビデオテープにACBCACBC・・・・・となるように、AとBの間に必ずCを入れながらA、Bをこの順に交互に標準モードで録画しました。


4回目のAの録画を始めたところ、最後まで録画することはできませんでした。


このビデオテープに録画できる時間は標準モードで何分何秒より長く何分何秒より短いですか。(桜蔭中)

年々、ほとんどの中学校が文章題には工夫をこらしており、きちんと読み取りができなければ問題を解くどころではなくなります。国語力とともに、ここでも「根気」が必要となります。

やはり差がつく計算
倍率が高くなればなるほど、計算問題などでのミスが受験結果を大きく左右します。
すでに習ったからといって、計算問題をおろそかにしてはいけません、速さと正確さの向上には日々の練習が必要です。逆に、日々の練習をしておかないと、本番ではミスを連発することになるでしょう。



理科

他科目との関連や知識が問われる
例年通り、まんべんなく各分野から出題されていますが、河川(地学分野)や音(物理分野)の問題など、他の科目についての知識を問われるようなものが増えています。

理科のテキストを丸暗記していても、他科目での知識が不足していると苦戦します。逆に、理科が苦手であっても他科目の知識があれば十分に補える問題が増えています。

河川の問題は、社会科の地理分野(三角州・扇状地など)についての理解が問われています。  音の問題は、算数の「速さ」が理解できていれば、それほど難しくはありません。

相変わらず、算数との関連が強い問題は少なくないため、計算の基礎は徹底しておきましょう。

川の下流で大きな石が見られないのはなぜですか。次の中から選なさい。


● 大きな石はすべて海へ運ばれてしまうから。
● 海から粒の細かい砂やねん土が運ばれてくるから。
● 下流では粒の細かい砂やねん土が川底からわいて出てくるから。
● 大きな石は、流れが弱くなると、すぐにたい積してしまうから。
 (田園調布学園)


問題の読み取り
読み取る力を試す意図か、最後まで読むだけでも一苦労するような文章題が増えています。

かずおくんのテープレコーダーには60分用テープに60分間の録画ができる機能(標準モード)と、60分用テープに120分間の録画ができる機能(2倍モード)の2つの機能があります。


かずおくんは、このテープレコーダーで3つの映像A、B、Cを録画することにしました。A、B、Cの映像の長さはそれぞれ5分10秒、2分56秒、10秒です。次の問いに答えなさい。


問:かずおくんは、ある長さのビデオテープにACBCACBC・・・・・となるように、AとBの間に必ずCを入れながらA、Bをこの順に交互に標準モードで録画しました。


4回目のAの録画を始めたところ、最後まで録画することはできませんでした。


このビデオテープに録画できる時間は標準モードで何分何秒より長く何分何秒より短いですか。(桜蔭中)

年々、ほとんどの中学校が文章題には工夫をこらしており、きちんと読み取りができなければ問題を解くどころではなくなります。国語力とともに、ここでも「根気」が必要となります。

環境問題は理社問わず
これまでは社会科で多く出題されていた「環境問題」が、理科でも頻繁に出題されています。
理科に限れば、多かった問題は「温暖化」でした。物理分野では「光の屈折」「太陽光線の進み方」、化学分野では「二酸化炭素の発生」「二酸化炭素の性質」など、多岐にわたって出題されています。

わが国の地球温暖化防止対策についての説明として誤っているものを、次の中から選びなさい。


● 省エネ技術をさらに研究し、自然エネルギーを使った発電を普及させようとしています。
● 国内の森林を増やしたり、国外でも日本の企業が二酸化炭素を減らす支援をしています。
● 電気やガソリンなどを使ったときに出る二酸化炭素に比例して税を課す環境税をつくりました。
● 都心のビルの屋上に芝生を植えたり、草花や樹木で緑化するように進めています。
 (早稲田中)


「理科」にこだわらずにニュースチェックを
時事問題として、バイオエタノール、皆既月食、最高気温更新、フェーン現象、などが出題されており、「理科」という枠にとらわれずに日頃からの知識を活用する問題傾向となっています。
日頃からニュースチェックをしているかどうかが大きなポイントとなります。


社会

暗記を頑張る前提で求められる表現力
記述問題が増加しています。地理、歴史、公民、時事と、どの分野でも知識の暗記のみならず、それを自分の言葉で説明する能力が問われます。

1950年に始まった朝鮮戦争が、日本経済に与えた影響を説明しなさい。  (鎌倉学園)
少子化と高齢化の両方が同時に進むと、日本の社会にはどのような問題が起こってきますか。具体的な例をあげて、説明しなさい。  (普連土学園)

表やグラフを読む力も必要
表やグラフから解答を導くタイプの問題は、例年通りに頻出されました。
極端な話、暗記をしていなくても表やグラフ、また問題文を読み取れさえすれば解ける問題です。
また、「グラフをみて説明しなさい」という記述型の問題も多いですが、これも同様。
ここでは社会の知識だけではなく、算数や国語の能力も求められることとなります。

得意分野だけでは厳しい
地理、歴史、公民、時事問題(環境問題)と、まんべんなく出題される傾向は例年通りのため、得意分野だけでの頑張りで結果を出すことは困難でしょう。
また、各分野を合わせた問題も多くなっているため、たとえば地理の学習をする際にでも歴史や経済、時事を背景にとらえるなど、幅広い知識の取得を心がけましょう。

諏訪盆地の産業が移り変わった背景について、次のなかから正しいものを選びなさい。


●戦後、化学せんいの利用の減少とともに、せんい産業もおとろえた。
●戦時中に、京浜や阪神から軍需工場が疎開してきた。
●高速道路が整備されたため、重量のある原料を利用できるようになった。
●新幹線が開通し、東京・名古屋から働きに来る人が増えた。
 (桐光学園)

時事問題・環境問題は増加傾向
テキストに載っていないものも多いです、日頃のニュース(新聞)のチェックは欠かせません。


総合的な傾向と対策のまとめ

大まかに特徴として見られる点
● 他科目の能力も問われる問題が増加
● 考えさせる問題が増加
● 「自分の言葉で書く」記述問題が増加
● 時事、環境問題に関する問題が増加
● テキストの暗記だけで解ける問題は減少
● パターン化した問題は減少、問題に工夫がこらされている

特に、「一見、難しくて習ったこともないように感じる問題だが、よく考えると基礎的で簡単な問題」というものが多く見られました。
対応するには、知識も大切ですが、日頃からの「自分で考える習慣」「問題解決能力」などが必要となり、逆にいえば、そうした能力のある子を、学校側は欲しているということでしょう。

短い期間の学習で大きな成果を出した生徒さんはいらっしゃいます
小学3年生から大手進学塾に通っていても、全く成果のあがらないケースは多く聞かれます。
逆に、6年生になってから受験勉強を始めたにもかかわらず、結果を得たケースも多いです。
後者の特徴は、

●受験をするという意思が明確であること(悩みはあっても迷いはない)
●計算、漢字などの基本がマスターできていること(学校の勉強をおろそかにしない)
●せっぱつまっていない(受験自体を楽しむくらいの気持ち)
●早起きの習慣がついている(受験においては「朝型」が圧倒的に有利です)

などが挙げられます。
人生の中で受験勉強は、あくまでも通過点です。
しかし、大きな財産を得ることのできる貴重な期間でもあります。
苦しい時も、悩む時もあります。泣きながら問題に取り組む生徒がいるのは、毎年のことです。
しかし、そのひとつひとつが財産となり、青春時代を謳歌するための礎となります。
受験できることを感謝しながら、1日1日を大切にして過ごしてまいりましょう。


「公立と私立」どちら?

国の方針に左右される「公立」、一貫した「私立」

「円周率は、およそ3」などの内容が盛り込まれた、新学習指導要領は2002年より導入されました。「総合的な学習の時間」などを新設するも、「学校5日制」を実施し、授業数や学習内容を削減、いわゆる「ゆとり教育」のスタートです。

しかし、その後、文科省は早々と見直しに着手、「いったん教科書から消えた内容が、あらためて教科書へ戻ってくる」というような事態も発生し、まさに教育現場は混乱を極め、いまだ、その余波は尾を引き、抜本的な解決には至っていません。

こうした「ゴタゴタ」に、ふりまわされ続けているのが「公立」、独自の教育方針により、「ゴタゴタ」の影響を受けずにいるのが「私立」、といえましょう。

「ゆとり教育」などに、わき目もふらなかった私立中高一貫校の姿勢が、コロコロと変わる国の教育方針によって逆説的に評価された形となります。



授業内容の充実や、大学進学実績は「私立」に軍配

かつて、私立中高一貫校は「高校受験がない」という点のみがメリットとしてクローズアップされていたのですが、それに伴う授業内容の充実や、その結果による大学進学実績が近年は認知されてきています。

そうした学習面においては、「公立」よりも「私立」に軍配が上がることは間違いありません。というよりも、公立中学校ないし公立高校のシステムでは、私立中高一貫校に対して、到底、太刀打ちできないほどの差があるのが現状です。

部活動や課外活動などについても「私立」に分があり

学習以外の面、例えば、部活動や課外活動、あるいは施設や様々なイベントにおいても、「公立」よりも「私立」に分がある点は間違いないでしょう。

生徒が楽しく、また熱心に学校生活を送ることができるという点は、決して公立中学校だからできない、ということはありません。

公立の部活減少の原因は教員のモチベーション

部活顧問として手当てが出ない、出ても非常に少ない点
ただ、例えば部活動について、ちょっと見方を変えて教員側から考えてみます。

まず、「公立」で部活動の顧問となった場合、土日の試合や練習に帯同をしても手当てがでない、または非常に少ない、という点は先ごろ問題となっています。

顧問になってもならなくても給与は変わらず、また、土日に練習をしても試合に出ても手当は少ない、となれば当然、教員のモチベーションは下がります。また公立中学特有の転勤も、部活動に熱を入れるには妨げとなります。

そのような要因に加えて、少子化の影響も伴い、公立中学校では盛んな部活動が著しく減少しているのです。

「私立」における部活動は、生徒獲得の手段

反面、「私立」における部活動は、まず、それ自体が生徒獲得の手段となっていることが多いです。  部活動で活躍をすること、また、そのような部活動を作り上げることが、受験生を獲得したい学校側にとっては大きな課題となりますので、おのずと顧問となる教員のモチベーション向上へは力が注がれます。

そして、運動系であれ文化系であれ、施設がより整っているのも私立中学校が多く、恵まれた環境で部活動を行うことができるため、顧問が「場所取り」をするなどの余計な労力もほとんどかかりません。

「やる気のない先生」による部活動か、「やる気のある先生」による部活動か、どちらが魅力的で充実するかは明らかです。そして、こうした傾向は、部活動に限らず文化祭や体育祭などのイベントでも見られるため、やはり学習面以外の学校生活面でも「公立」よりも「私立」が充実しているという感はあります。

しかし、公立も活発な動きを見せ始めています

「公立中高一貫校」「学校選択制」「構造改革特区」の開始
こうして書くと、どうしても私立中高一貫校を薦めているようにしか伝わらないでしょう、しかし、今の日本社会においては、それが事実といえます。  現状では、「通学時間」「学費」以外の面で、私立中高一貫校が公立中学校と比較してデメリットとなる点は、「いじめに遭うと人間関係が6年間も続く」「専任講師が少ない」などの特徴的なものに限られます。

「公立」も手をこまねいているわけではなく、「公立中高一貫校」を新設したり、「学校選択制」や「構造改革特区」による特徴的な学習スタイルなど、自治体レベルでも様々な動きを見せたりはしています。

しかし、首都圏で人気の高い公立中高一貫校については、まだ大学進学という面での実績がなく、また、自治体レベルで打ち出す方策は、私立中高一貫校からすれば「別に珍しいことではない」というものが多く、やはり「私立」の優位性は揺るぎません。

全ての私立が「公立よりも良い」とは断言できません

「評判が落ちた」「定員割」という私立中高一貫校が出現
ただし、全ての私立中高一貫校が「公立中学校よりも良い」と断言できるわけではありません。

中学受験をする割合が増えてきたというマーケットに対する、私立中高一貫校の対応は様々であり、それによって学校の特色に変化が生じたケースはあります。

その中には、「評判が落ちた」という私立中高一貫校も存在します。大学への進学実績が急降下している学校であったり、また、かつて「伝統校」として人気の高かった学校が、定員割れによって部活動もイベントも行えなくなっていたり。

「私立だったらイジメには遭わない」ということはありません。「私立だと素行の良い生徒に囲まれていて安心」ということもなく、「私立だから先生が優秀」とも言い切れません。

私立、公立という観点で見ることは危険

ただし、全ての私立中高一貫校が「公立中学校よりも良い」と断言できるわけではありません。  中学受験をする割合が増えてきたというマーケットに対する、私立中高一貫校の対応は様々であり、それによって学校の特色に変化が生じたケースはあります。

その中には、「評判が落ちた」という私立中高一貫校も存在します。大学への進学実績が急降下している学校であったり、また、かつて「伝統校」として人気の高かった学校が、定員割れによって部活動もイベントも行えなくなっていたり。

「私立だったらイジメには遭わない」ということはありません。「私立だと素行の良い生徒に囲まれていて安心」ということもなく、「私立だから先生が優秀」とも言い切れません。

大切なのは、お子様に合った学校を選ぶこと

「公立」と「私立」は、どちらが良いのか?を論じることはもう終わり、あるいは小休止の時代です。

相対的に見れば、多くの面において、公立中学校よりも私立中高一貫校が優位であるということは述べました。しかし、「私立中高一貫校=安心」という図式は、決して成り立ちません。

中学受験をするのであれば、単に「私立中高一貫校へ行こう」ではなく、その中から、正しい情報によって、正しく学校を選ばなければならない時代に、すでに突入しています。


国語の対策

苦手な場合は読解問題を多く進める前に・・・




実は単純に「言葉を知らない」というケースが多い
「国語が苦手」「国語の偏差値が上がらない」という場合、どうしても対策として読解問題を多く進めてしまいがちですが、実は単純に「言葉を知らない」というケースの生徒は多いです。

言葉を知らない=いわゆる語彙力不足と呼ばれますが、そういった状態で、いくら読解問題をこなしても、内容の理解すらできずに進めてしまうことになり、また、解答を出す際にも、言葉を知らないために表現ができないという現象が起こります。

言葉の意味の使い方がわかると、他科目にも好影響
 ひとつひとつの言葉の意味や使い方を身につけて、それから、読解問題へ取り組んでいくことが、苦手を克服させるためには理想です。そこまでの時間的余裕がなければ、読解問題を進めながらも、その中で知らない言葉は徹底的に覚えていく方法をとる必要があります。

 言葉の力さえ身につけば、読解問題の解法を身につけることはスムーズに進みます、読解の技術もグングンと向上します。しかし、言葉を知らずに読解問題を進めることは、例えば英単語を知らずに英文を読んでいるようなものだと言えます。まずは根気よく、確実に言葉の力をつけていきましょう。

 国語が苦手なままでは、中学受験だけではなく、将来的にも、また他の科目の学習にも大きな影響を与えます。算数の文章題、理社のテキスト、どれも国語が苦手な生徒は満足に読み取ることができません。「解答」を読んでも意味がわからない、というケースも生じかねません。
国語の対策

読書や辞書をひく習慣を
日頃から、「言葉を覚える」という作業を意識してみて下さい。例えば、辞書をひくこと、間違えた言葉づかいは直していくこと、あるいは、きちんと最後まで話す習慣をつけることや、文字を書くことや音読への抵抗をなくすこと、そして、ご家庭内での日常会話にも気をつけてみましょう。

また、言うまでもなく、読書は大切です。「読書は好きなのに、国語は苦手」という場合には、普段とは違ったジャンルの本を読んでみましょう、新聞や雑誌を読むことも国語力の向上にはつながります。

国語は苦手の克服に最も時間のかかる科目と言われています。しかし、苦手を克服させる方法が山ほど存在するのも、国語という科目の特徴です。

やみくもに読解問題や難しいテキストを進めて自信をなくし、あきらめてしまってはいけません。言葉を知り、読解力が身につけば、様々な文章や書物によって多くの知識を得られますので、それを喜びにできるように、根気よく頑張りましょう。


算数の対策

考える習慣と、見直しの習慣を



性急に答えを知ろうとすると伸び悩みます
「苦手」と言う生徒が最も多い科目でありながら、「得意」と言う生徒も多いという科目。急激に成績が伸びるケースもありながら、なかなか克服に時間のかかることもある科目。「苦手」と一言では片付けられないほど、その原因が様々で、対策も多岐に渡るのが算数の特徴です。

ここ数年で増えてきているのは、「考える習慣」がついていないために算数が苦手になっている、言いかえれば「めんどうくさがり」であることによって算数が伸び悩む、というパターンです。

問題を解けない時に、「考える」という作業ではなく、「解答を見る」「誰かに聞く」という作業をする習慣がついてしまっていると、算数の実力は向上しません。解答をみて、あるいは誰かの説明を聞いて、「ああ、そうか」と「わかったような気分」になることの繰り返しは、算数の実力を後退させるばかりです。

「ノーヒントで解けたかどうか」が大切「解答をみて『ああ、そうか』」ではいけません
算数というものは、そもそも思考力を必要とする科目です。一生懸命に考えて考えて、考え抜いた末に、解答を見る、誰かに教えてもらう、それによって理解が進みます。そして、その後で、もういちど最初から同じ問題を解いてみる。そうした作業を経て、はじめて実力が身につくのです。

安易に「ヒントを与えてもらう」という習慣のついている場合は、そこを直すことから始める必要があります。間違えても良いから「自分で考えて答えを出すこと」を習慣づけることが大切です。理解ができたかどうかの確認は、同じような問題を「ノーヒントで解けたかどうか」で行わなければなりません。決して、「解答をみて『ああ、そうか』」ではいけません。
すぐに解答を見る100問よりも、何時間もかける1問の方が価値
すぐに解答を見ながら、10問、20問と問題を進めることより、何10分、何時間をかけてでも1つの問題を考え抜く方が、算数の実力アップにつながることがあります。「考える習慣」さえつけば、難しい問題にも前向きに取り組めるようになり、必然的に自力で答えを導くことのできる確率も上がります、そしてそれは算数に対する自信となり喜びともなるのです。

 考える習慣が乏しいことに加えて、めんどうくさがりで、すぐに答えを知りたがる、というのは"いまどき"の小学生の特徴と言えます。

「めんどうくさがり」がケアレスミスを呼びます
計算問題ひとつとっても、「見直しをする」という作業を行わず、すぐに答え合わせをしてしまう生徒は少なくありません。そうした生徒は総じてケアレスミスを軽視しがちです。

しかし、ケアレスミスと呼ばれるものは、本気で直そうと思わなければ、いつまでも同じミスを繰り返すこととなります。「途中式を書く」「筆算をする」「小数を分数に直す」「単位をそろえる」・・・等々、どれも「めんどうくさがり」であったり、「すぐに答えを知りたがって」いたりしたのでは、なかなか身につけることはできません。

指導側の根気、粘りが重要。生徒に合った対策を
現代の小学生にとっては、ケアレスミスの克服も根気よく取り組んであげなければならないものなのです、「次からは気をつけよう」程度では直すことが困難な生徒ばかりという時代なのです。

様々な苦手のパターンが存在し、それが生徒の性格や生活習慣に起因することも多いため、その生徒に合った対策ではないと成果を出しづらいということが、算数という科目の特徴です。



理科の対策

苦手なパターンは、理科に興味を持てないこと




理科が嫌いな生徒にとって理科は「身の回りのこと」のため、「どうでもいいこと」
特に女の子は、「苦手」というよりも「嫌い」、「嫌い」というよりも「興味がない」「面白くない」という傾向が強いです。算数のように、あきらかに「勉強っぽい」ものであれば割りきって取り組めるものの、理科は「身の回りのこと」を主に学ぶ科目です。身の回りのことを、わざわざ掘り下げて考える「理科」という科目の特徴は、感受性の高い生徒ほど受け入れがたかったりします。

 「きれいな花だ」と感じることはできても、その花の仕組みまで覚えなければならないことに抵抗を覚えるのです。「きれいな花」は「きれいな花」でしかなく、その感性のままで花をとらえていたいものなのです。「どうして風車がまわるのだろう」ということを考えて理論づけることよりも、そのまま風車の光景を眺めていたいものなのです。  簡単にいえば、理科が嫌いな生徒にとって、理科とは「どうでもいいこと」ばかりなのです。

知識がつけば、興味を持ちます
 苦手克服のためには、興味をもつことができれば最善です。しかし、理科という科目の各分野、生物・物理・化学・地学・・・全てに興味をもたせてあげること非常に困難です。もともと、本人にとっては「どうでもいいこと」ばかりなのですから。  そこで対策としては、興味をもとうがもつまいが、割り切って、知識の取得につとめていくことです。「興味がある→知識がつく」というのは、その科目が「好き」あるいは「得意」な生徒のパターンであり、苦手な生徒の場合には「知識がつく→興味をもつ」というパターンを目指した方が効果的です。
理科の対策

料理から「化学」を知り、花を育てながら「生物」を学ぶこともあります
また、「理科」という大枠ではなく、それぞれの分野にわけて興味や理解度、そして対策を考えてあげる必要があります。「理科」は嫌いだけれど「天体」には興味を示したり、物理分野だけは点数が取れていたり、と、分野による得手不得手や興味の有無はたいていあるものです。

 多少は興味のある分野であれば、さらに興味を深めていき、全く興味のない分野では、語句暗記など基本知識の取得から始める、といった分野別の対策が、生徒の「理科は苦手」という大枠での精神的負担を軽減することにもなり、学習効率は高まります。

 もちろん、興味をもたせられるような働きかけも大切です。「流星群」を見たことで「地学」に興味をもつ場合もあれば、ノーベル賞のニュースを見て「物理」学というものに関心を示す場合もあります。お母様と一緒に料理をしていて「化学」を知り、花を育てながら「生物」を学ぶこともあります。

 前述のように、そもそも「理科」とは身の回りのことを学ぶ科目です。普段の生活、また学校での実験など、なにがきっかけで興味をもつかはわかりませんが、いつでもその材料は散りばめてあげるようにしてみましょう。


社会の対策

「コツ」を求ると将来的にも良い影響はありません。



「地理は好きだけれど歴史は嫌い」といった分野に差が生じるケースが多い
 ご存じのとおり、社会は大きく「地理」「歴史」「公民」と分かれますが、理科と同様、「地理は好きだけれど歴史は嫌い」「地理と歴史は得意だったのに公民が苦手」などと、分野による差が生じるケースは多いです。

 社会が苦手な場合、その対策としては、それぞれの分野を関連づけて学習していくことが大切です。理科と比べて、それぞれの分野を密接させて覚えられることが多く、また、そうした方が理解もしやすく知識が安定します。教える側からすれば、「歴史」を教えるのではなく、まさしく「社会」を教えるという感覚で授業を行うこととなります。

 例えば、「登呂遺跡」といえば、「歴史」としては弥生時代の学習ですが、「地理」としては静岡県と学ぶことができます。また、「公民」として「日本国憲法」の学習をするのであれば、当然のことながら、昭和の歴史と合わせての学習、あるいは、国民主権の視点から天皇の歴史を紐解いて覚えることもできます。

ニュースや新聞、また報道番組やドラマは非常に頼もしい学習方法
 地理も歴史も公民も、それぞれの暗記を進めていくには量が膨大です。関連づけられるものは、分野にこだわらずに覚えるようにしましょう。

 ニュースや新聞、また報道番組やドラマなども非常に頼もしい社会の学習方法です。近年の受験では時事問題や環境問題なども出題されるため、普段からニュースを見るなどして最新の情報を知識として取得していくことは大切です。ニュースは見るだけではなく、それについての意見交換などをしてみることも効果的でかつリラックスして行える学習となります。

 大河ドラマは言うまでもなく歴史への興味につながりますし、また旅番組などを見て、位置や地名を地図で確認することも地理への関心を高めます。

 実際に旅行へ行かれるときなどにも、どんな場所へ行くのか地図で確認をするようにして、名産品なども調べてみると良いでしょう。お土産を頂いたときに、その土地について確認をすることなども楽しくできる学習のひとつです。

日本地図や歴史年表を部屋に貼ることも効果あり
ありきたりかもしれませんが、日本地図や歴史年表を部屋に貼ることも効果があります。

 幼少の頃から、上記のような生活習慣があれば、それほど社会という科目は苦になりません。逆に、苦手になってしまっている場合は、今からでも少しずつでも、ニュースを見たり、地図を見たりという習慣をつけていきましょう。

 言うまでもなく、社会は暗記科目です。しかし、やみくもに語句暗記あるいは地名や年号の暗記ばかりするのでは、なかなか苦手克服には至りません。

受験勉強を機にして根気を身につけよう
もちろん、楽をして覚えられる方法などは存在しませんが、心がけと工夫次第で知識の吸収力を高め、また安定させることは可能であり、それを最も実践しやすいのが社会という科目の特徴です。

 社会の「地理」「歴史」「公民」どの分野も苦手、そして理科も苦手、暗記は全て苦手、という生徒については、単に「めんどうくさがり」の可能性があります。根気よく取り組むことを身につけるしかありません。ここで、「コツ」などを求めてしまっては、将来的にも良い影響はありません、受験勉強を機にして根気を身につけようというくらいの気持ちで、ご家族ともども心して接してあげて下さい。